ヘルペスのびらんに有効なバルトレックスは小腸で吸収

ヘルペスには、8種類のヒトヘルペスウイルスがあり、特に口唇ヘルペスの原因となる単純1型と性器ヘルペスとなる単純2型、水疱瘡の原因となる水痘帯状疱疹ウイルスの感染患者が多い傾向があります。
性器ヘルペスは、3~7日の潜伏期間を経て外陰部に強い痒みや痛みを伴う小水疱が出来、次第に水疱が破れびらんが形成されます。性器ヘルペスは、治療せずに放置すると太ももの付け根にあたる鼠頚部のリンパ節の腫れや圧痛、発熱症状が発現し、首のリンパ節までが腫れ脳にまでヘルペスウイルスが達してしまうケースもあるので、出来るだけ早く治療すべきです。
ヘルペスウイルスは、薬剤が作用する時には外陰部のびらんや粘膜などから末梢神経を伝わって腰仙骨神経節などの神経節に潜伏する特徴があり、宿主の発熱性疾病や極度の疲労、ストレスなどによる免疫力の低下時に末梢神経を下行し外陰部に水泡やびらんを形成します。
神経節に潜伏しているヘルペスウイルスに対する有効な治療法は、今のところ確立されていないので、再発のきっかけを与え無い様にしっかりとした健康管理を行う必要があります。
性器ヘルペスウイルスの治療には、バルトレックスやゾビラックス、アラセナAなどの抗ウイルス化学療法剤の外用薬や内服薬を使用しますが、治療完了後1年以内に8割以上の患者が再発しています。その為、年6回以上再発を繰り返す人に対しては、抗ウイルス薬であるバルトレックスを1日1回継続的に服用する性器ヘルペス再発抑制療法が行われるケースもあります。
バルトレックスは、胃の中を通過して小腸に辿り着き、小腸の消化管表面の粘膜から小腸のペプチドトランスポーターに吸収され、肝臓でエステラーゼによって抗ウイルス作用を持つアシクロビルに加水分解され、抗ウイルス作用をしめします。

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